都麻(つま)とは、「播磨国風土記(はりまのくにふどき)」に見える古い里名で、今の西脇市中部にあたり、津万地区の名の由来になっています。
この都麻の地に法道仙人によって白雉2年(651)開基されたと伝えられる古刹西林寺があり、その坊跡の木々や雑草が鬱蒼と生い茂る一帯を、「何とかきれいにしたい」と住民が立ち上がり、開墾、草刈りに汗を流し、あじさいの苗木を植え始めたのは、昭和40年代のことでした。
昭和51年には西脇市あじさい協会が設立され、あじさい園を開園、あじさいまつりも開催(昭和59年~)されるようになりました。その後、夜ごとの猪の侵入で園荒廃の危機にさらされながらも、園内整備の努力を重ねてまいりました。
現在、都麻乃郷あじさい園は、敷地面積約12,000㎡、およそ3000株のあじさいの花が色鮮やかに咲き誇る、北播磨最大規模のあじさい園です。日本あじさいを中心に、がくあじさい、山あじさい、柏葉あじさいなど、多くの種類が植えられています。平成14年からは、「北はりま田園空間博物館」サテライトの一つとして、ますます多くの方をお迎えし、楽しんでいただくことができるようになっています。
毎年6月中旬~7月上旬、約1ヶ月間(不定期)
2025年度は6月15日(日)~7月6日(日)の開園が決定いたしました!!
開演時間は午前9時~午後5時までとなります。
※園整備協力金としてお一人300円の御協力をお願いします。
※ペットを連れてのご来園はお断りさせていただいております。ご了承下さいませ。
・西林寺(あじさい園は西林寺境内に所在しています)
・TUMAこいカフェ(西脇市津万地区の地域住民の運営するカフェです。)
・駐車場(大型観光バスも収容可能、観光バス受入のお問合せはこちら)
当園で最もよく見られる品種で、ほとんど装飾花のみからなり、種子ができるのはまれであるため、挿し木や株分けで増やします。
多数の両性花を中心として、装飾花が周りを縁取ります。名称の「ガク」はこのさまを額縁になぞらえたものです。
山中で沢によく見られることから、サワアジサイとも呼ばれます。ガクアジサイと比べ、花の色が多様性に富みます。
アメリカノリノキ‘アナベル’が和名で、北アメリカ東部原産のアジサイの仲間です。真っ白で非常に大きな花房の園芸品種は、装飾花が多く手まり状になり、花房は直径30cmに達します。
葉の形がカシワに似ていることが、和名の由来です。花は円錐状あるいはピラミッド型に付く独自の形状をしており、真っ白い花を付けます。
西脇市津万地区の地域住民が運営するカフェです。金、土曜日の9:00~12:00が通常営業ですが、桜、あじさい、紅葉の季節は毎日9:00~15:00まで営業しています。モーニングセットやケーキ・和菓子セットのメニューが中心です。
大型観光バスも収容可能、観光バス受入のお問合せはこちら