西林寺(高野山真言宗の仏教寺院)、山号は柏谷山
白雉2年(651)に法道仙人の開基と伝えられる古刹です。本尊は平安時代中期につくられた、十一面観音菩薩(兵庫県指定文化財)、脇侍は不動明王と毘沙門天です。
江戸時代には1院13坊を持ち、寺領25石1斗を所有し、一帯は西林寺村と呼ばれていました。
江戸時代初期(1665年)に播磨西国三十三箇所第20番霊場に選ばれています。
春は桜、初夏はあじさい、秋は紅葉と四季折々に楽しめる花の寺として親しまれ、羅漢像や虚子、青畝の句碑が四季折々の花と競演しています。
境内にある県指定天然記念物の唐子ツバキは樹齢200年以上とされ、近在随一の古木です。3月頃に咲く花は濃紅色の一重ですが、おしべが花弁化して八重咲きのようになります。